観音寺の家/重なり合う開口部のコントロール
所在地:滋賀県大津市 / 主要用途:専用住宅 / 敷地面積:47.33m² / 建築面積:39.75m² / 述床面積:90.25m² / 規模:地上3階建 / 主体構造:鉄筋コンクリート造
『重なり合う開口部のコントロール 』
建築の開口部は建物の外皮に直接設けるのが一般的な方法なのだが、
今回のプロジェクトにおいては更に1レイヤ壁(ダブルレイヤ)を設けることで
外皮と ダブルレイヤ の開口の重なりをコントロールし、
プライバシーレベルの向上と共に西日対策の機能を持たすことが可能となった。
更にダブルレイヤによって、内部との繋がりが希薄になりがちなバルコニーをも
インテリアの一部として全開放することが可能となり、カーテンすら不要となる程に
プライバシーレベルを高めることが可能である。
近代建築の巨匠Le.Corbusier の提唱したブリーズソレイユを日本における都市型建築に落とし込んだ時、
ブリーズソレイユの現代型としてダブルレイヤが機能してくるのではないだろうか。