1970年に4階建て事務所ビルとして建築された(仮称)とよたビル。
クライアントからは、築40年が過ぎたこの建物に歯科クリニック、住宅、エレベーターの3つの機能が求められた。
歯科クリニック(2階)は、心地よい待合いロビーを持ち幅広い年齢層に対応できるインテリア及び、客動線と交錯しない使い勝手の良い医療動線を重視したプランニングを心掛け、 住宅(4階)は、自ずと家族の集まる場所となる心地よい居住スペース、明確な家事動線を軸に計画した。
今回最も頭を悩ませた、既存建物へのエレベーターの設置(1~3階)は、建物自身が現行建築基準法に適応していないということもあり、単純にエレベーターを取付けて完成という訳にも行かず、建築本体の構造とエレベーターの構造を別扱いできる設計とすることで、建物への遡及効果なしの必要最低限のコストで納まる計画とした。
ファサードは歯科クリニックの顔となり、エレベーターとゲート部の相乗効果、スタイリッシュかつ、人を招き入れるデザインとなる様工夫した。
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