建築とは建築主の人生を語る上で最も表現力、説得力のある行為である。それら建築主の想いを消化しより良いものへと昇華させるのが建築家の仕事である。しかしながら単純に自己主張の産物としての建築では都市との関係を上手くつくっていけないのではないだろうか。では、都市とは何なのだろう?政治、経済、情報、教育等々様々な要素が交錯しあいながらも互いに牽制しながらバランスを保っている。結局のところ、都市と建築の関係は森の草花のようなものであり、それらは多種多様なもの達がともにバランスをとりながら自然発生的に共生をしている。多様性を受け入れる豊かな土壌さえあれば建築は育まれ自然と都市へと発展していくのではないだろうか。
下記より、お問い合わせください。