京都の西方面。山間に佇むこの建物に室空間(和風リビングルーム)&水廻り空間(内湯)に中間領域(露天風呂)設け、緩く自然と接することのできる2室だけのスイートルームを設計した。
建物に入るとこの旅館に古くから受け継がれてきた屏風が客人を迎え入れ、奥に待つ山あいの客室へと静かに誘う。
客間は2室共にタタミの間とベットルームを連続的に設けた設計となっているが、和と洋が違和感無く馴染む様家具も含めてインテリアを整えた。
水廻り空間は和の感じられるヒノキ張りの湯空間としており、内湯(シャワールームのみ)から外湯(露天風呂)までが一体的に繋がるような配置計画とした。
建物全体に洋と和の室礼を織り込んだこの宿は、近年、国際的にも多様化している客人を寛容に受け入れられる和モダンの旅館モデルとなるであろう。
写真:©Stirling Elmendorf Photography
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