南兼康町ホテル|京都市_宿泊施設(ホテル)設計
南兼康町ホテル|京都市_宿泊施設設計
『景観法と同調する新しいかたち』
景観と呼応し、都市の中に静かに佇む宿泊空間
本計画は、京都の都市文脈の中で、
景観法および景観条例に応答しながら成立するホテルのあり方を再考するものである。
京都における建築は、単体としての造形だけで完結するものではなく、周辺環境との連続性や、街並みの時間的な蓄積の中で位置づけられる。
そのため、外観の意匠は単なるデザインではなく、都市との関係性を構築するための重要な要素となる。
本計画では、景観に対して従うのではなく、制約条件を読み解きながら空間の構成へと翻訳することで、結果として周辺環境と調和する建築を目指した。
ファサードは、閉じる/開くといった二項対立ではなく、視線や光の透過性を調整する層として構成し、街に対して適度な距離感を保ちながら存在する。
また、内部においては、限られた床面積の中で客室効率と滞在の質を両立させるため、動線と空間の切り替えを丁寧に整理している。
景観法という制度は制約として捉えられがちであるが、本計画ではそれを都市との接続点として位置づけ、建築のあり方そのものを再定義する契機とした。
都市の中に新たに建つ建築でありながら、既存の街並みと呼応し、時間とともに馴染んでいく存在となることを目指している。
基本情報(2027年4月完成予定)
・所在地 :京都市
・主要用途:宿泊施設(ホテル)
・敷地面積:115.69m²
・建築面積:91.59m²
・延床面積:628.03m²
・規模 :地上7階建
・主体構造:鉄骨造
・Tag :京都、宿泊施設、ホテル、サスティナブル、関西

