京都市U総合クリニック|京都市_総合病院設計
『コミュニティステーション』
コンセプト
「地域に密接し、地域の医療療を担う診療所でありたい。」
この地で培われた地域密着型の医療療の場を受け継ぎつつ、新たな息吹を吹き込むことが、今回の
プロジェクトに課せられたテーマと考える。
地域の方々の健康を守っていくことを考えた時、最も有効な⼿段は何か?と⾃問自答した結果「予防医療」という考え方にたどり着く。
⼈間ドッグも予防医療療のひとつ。それに加えてできること。それは地域の⽅々がフラッと⽴ち寄りたくなる病気に関する学びの場なのではないか。実際に佐賀県にある施設などでも、病気に関する本を図書館のように待合に配することでクリニックらしからぬ親しみある「場」を提供している地域と密接した診療所だからこそできる新たな診療所のあり⽅ではないだろうか。
今回のプロジェクトの柱として「予防医療ステーション」と名付けた地域住民に開放された「場」を備えた診療所を計画し、医療の「道の駅」のような場所。健康な人も⽴ち寄れる場所。病気にならないための知識を与えてくれる場所。
そんな場所がきっと「健康と命」の灯台になってくれると信じて計画した「THE HOSPITALITY STATION」。
地域の方々が集まってくる場所となることを願います。
基本情報
・所在地 :京都市
・主要用途:診療所
・敷地面積:581.18㎡
・建築面積:416.99㎡
・延床面積:1298.98㎡
・規模 :地上4階
・主体構造:鉄骨造