注文住宅の子供部屋のポイントについて解説します
2021/03/07
子供が大きくなるにつれて使う頻度も、使う用途も変わってくるのが子供部屋です。
だからこそ、「どのように子供部屋を作ったらいいのだろう」と疑問に思っている方も多いことでしょう。
そこで今回は、注文住宅をお考えの方へ子供部屋の作り方のポイントを解説します。
ポイント1. フレキシビリティ
子供が、園児→小中学生→高校生→大学生→巣立ちと成長していく中で、フレキシブルに変化できる子供部屋を意識するといいでしょう。例えば、お子さまが2人以上いる場合、小さいうちは子供たちが1つの部屋で一緒に過ごす方が安心です。しかし、将来的には一人ひとりに個別のスペースを与えていきたいですよね。特に男女のお子さまの場合はなおさらです。
この場合は、注文住宅を設計時に子供部屋として広めのスペースを用意して、間仕切りをしておく方法があります。お子さまが小さいうちは、間仕切りの片方を子供部屋として使い、もう片方を収納スペースやゲストルームとして活用できます。お子さまが個室を持つ年齢になったら、真ん中で仕切ってそれぞれを子供部屋として使うのです。
参考写真:フレキシブルな子供部屋_宝塚市の家(兵庫県)/設計監理・片岡英和建築研究室
このように、お子さまの年齢に応じて子供部屋を変化させていけるよう、フレキシビリティを意識しましょう。
ポイント2. 明るさ
小学生以上になってくると、お子さまが自分の部屋で勉強する機会は増えてくるでしょう。
そのときに子供部屋が明るくなかったら、勉強も捗らず、視力にも悪影響です。暗い部屋は気分もどんよりするため、精神衛生上も良い環境とは言い難くなります。子供部屋の照明は明るくて目にやさしいものを使うのはもちろんですが、間取りやインテリアの配置でも明るさを意識したいものです。
たとえば、窓から太陽光が入りづらい場所には子供部屋を作らないようにしましょう。また、勉強机も、壁に向かって設置するよりも、明るさのある窓に向かって設置した方が、勉強のやる気が上がるかもしれませんね。
ポイント3. 収納
子供部屋に収納するものには、どのようなものがあるか事前にイメージしておきましょう。
とはいえ、注文住宅を購入する際に、まだ子供がいなかったり、小さかったりすると、これからどのようなものが増えていくのかイメージしづらいと思います。自分が小さいときの子供部屋を思い出してみると、どんな物を収納するスペースが必要かイメージが湧きやすいかもしれません。基本的なものとしては、衣服や勉強道具、本やおもちゃなどが挙げられます。
参考写真:リビングアクセス型住宅_西九条の家(大阪市)/設計監理・片岡英和建築研究室
子供部屋をどこに作るかは、先述したような明るさ、音環境、コミュニケーションの取りやすさなどによって決まってきます。また、これらを踏まえた上で、子供部屋へいくための動線も意識します。大きく分けると、家族が集まるリビングを通る動線(リビングアクセス型)か、通らない動線かにわけられます。
注文住宅は新築時から何十年も住むものです。そのため、少なくともリビングでテレビや音楽が流れていても、静かに勉強に集中できる環境は整えておく必要があるでしょう。また、子供が思春期に入ると、自ずと家族とのコミュニケーションが減ってしまいます。なるべく帰宅時などに「ただいま」「おかえり」のような会話ができるよう、リビングを通る動線を取り入れることをお勧めします。
□まとめ
今回は、子供部屋の作り方について4つのポイントを解説しました。子供部屋づくりには、「ご自身が子供の立場だったらどうして欲しいか」を年齢ごとに考えることも重要です。今回紹介したポイントを参考に、快適に過ごせる子供部屋を作っていきましょう。
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