SILVANO STABLES|京都_乗馬クラブ設計
『自然との対話。山林に佇む大規模木造建築』
コンセプト
京都府の豊かな山林に囲まれた敷地に計画した乗馬クラブです。
乗馬クラブは、人と馬、そして自然環境が日常的に関わり合う特殊な建築です。本計画では、建築が風景の主役となるのではなく、周辺の山並みや森林と調和しながら、その場の環境に寄り添う存在となることを目指しました。
建物は連続する切妻屋根によって構成し、周辺の山並みに呼応するシルエットを形成しています。ボリュームの大きな施設でありながら、建築を分節化することで圧迫感を抑え、自然景観との調和を図りました。
また、延床面積約10,000㎡に及ぶ大規模施設を木造で計画することで、建設時の環境負荷低減だけでなく、ライフサイクル全体を見据えた持続可能な建築を実現しています。
環境計画においては、高天井部に設けた換気開口と低層部の開口部を組み合わせた重力式換気(自然換気)を採用しました。空気の自然な流れを活かすことで、機械設備への依存を抑えながら快適な室内環境を形成しています。
施設の中心となるクラブハウスは、多くの人々が集い、交流するリビングのような空間として計画しました。大きな空間ボリュームの中にも心地よい居場所を生み出すため、照明計画や素材の質感を丁寧に整え、人と馬、そして自然をつなぐ拠点となる空間を目指しています。
自然環境への負荷を抑えながら、その土地が持つ風景や気候を積極的に活かすこと。SILVANO STABLESは、建築と自然が共生するあり方を追求した乗馬クラブプロジェクトです。
photo:Stirling Elmendorf Photography
基本情報
・所在地 :京都府
・主要用途:畜舎
・敷地面積:8296.42m²
・建築面積:1,093.38m²
・延床面積:960.00m²
・規模 :地上1階建て
・主体構造:木造


