注文住宅でテラスを作る時のポイントをご紹介
2021/02/11
参考写真:大津市下阪本の家(滋賀県)/設計監理・片岡英和建築研究室
◆テラスとは◆
建築におけるテラスは、家屋の母屋から突き出した部分のことです。さまざまな形態のものがありますが、基本的に1階に作られ、「テラス = 盛り土」という原義のとおり、本来の地面よりはやや高くなっています。屋内とは窓や扉などで繋がっています。材質は、ウッドデッキ・レンガ・タイル貼りなど様々なものがあります。
◆4つのポイント◆
ポイント1.プライバシー
テラスは「屋外空間を楽しむ」「開放感を味わえる」など、素晴らしい点がありますが、その一方で、外から見えやすくなるという面もあるため、プライバシーについては十分に注意する必要があるでしょう。中庭にテラスを設けたり、設置フロアを上階にしたりすることで外からの視線をコントロールすることができます。
参考写真:黒い箱家_ガレージハウス(愛知県)/設計監理・片岡英和建築研究室
ポイント3.排水計画やメンテナンス
テラスは屋外にあり日々雨風にさらされているため、定期的なメンテナンスが必要になります。排水に砂や枯れ葉が詰まったりすると、雨水がテラスにたまってしまうことも考えられます。メンテナンスのしやすい排水計画を設計事務所と相談することをお勧めします。デッキを張る場合は排水口がデッキ下部にくることもあり、その部分のデッキだけ取り外しできるように加工する方法もあります。
ポイント4.建ぺい率
建ぺい率とは「敷地面積に対する建築面積の割合」のことで敷地によって上限が定められています。一戸建て住宅の1階にテラスを設ける場合、建築面積に含まれてしまうことがあるため注意が必要です。テラスを設置したから、住居部分が大きくとれないということがないように、建築家と用途・面積についてもよく相談をするようにしましょう。
今回はテラスを作る時のポイントをお伝えしました。
ご不明点や疑問点などありましたらお気軽に当事務所までお問い合わせください。
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