注文住宅のトラブルの事例と対策法をご紹介します！
2021/02/28
注文住宅を建てるときは、誰もがトラブルは避けたいものですよね。
なるべくトラブルを回避するためには、事例から対策法を学ぶのが得策です。
そこで今回は、トラブルの事例と対策法をご紹介します。
□トラブル事例と対策法
事例１. 工期が遅れる
工期とは、着工してから引き渡しまでの期間のことです。契約書に、着工日と引き渡し日が記載されており、本来であればその期日通りに作業を終えてもらう必要があります。しかし、台風や地震などの自然災害により、予定通りに作業が進まないケースもあります。基本的には、こういったトラブルがない限りは、きちんとスケジュール管理をして作業は進められているはずです。
全体工程表
もしも、作業に遅れを感じるのであれば、進行具合を担当者に確認しましょう。もし遅れが生じている場合は、その遅れはそのあとの工程で取り戻すことが可能なのか、もしくは引き渡し日が何日延びる可能性があるのかを確認します。確認した上で、引き渡し日が延期になるのであれば、引っ越しの準備や手続きを調整する必要が出てくるでしょう。
基本的に片岡英和建築研究室では設計及び工事監理を一式の業務としておりますので、進捗状況や天災などの遅れの生じる事象が起きた時点で調整確認をしてクライアントに監理報告をいたします。
事例２. 思っていたイメージと違う
打ち合わせのときに、担当者に自身の希望をしっかりと伝えたつもりでも、実際に仕上がりを見てみるとイメージが違うことがあります。この原因の一つには、希望を伝えた後に図面を見せてもらっても、住宅について詳しくないと、仕上がりがイメージしづらいからです。また、イメージしづらかったとしても「プロであれば大丈夫」という安心感から、多くの方が施工業者に任せてしまうのです。
出来上がってからの後悔を避けるためにも、打ち合わせのときや契約書にサインをするときに、担当者とのイメージ像に乖離がないかをきちんと確認するようにしましょう。契約後は間取りの変更などができない場合もあります。そのため、契約前に必ずすり合わせを行い、後悔のない家づくりを心がけてください。
当設計事務所では上述のような食い違いが生じないように、建築模型やBIMシステムを使った設計図と連動した３Dでイメージをご覧いただいております。
画像：本町ビル_3D合成／設計・片岡英和建築研究室
参考写真：本町ビル（大阪市）／設計監理・片岡英和建築研究室
事例３. 施工ミス
注文住宅が完成して住み始めてから、住宅の気になる点がでてくることがあります。例えば、ドアや床の傷、壁の色ムラなどです。これらは施工ミスや手抜きが原因で起こるものです。住み始めてすぐにこれらが確認できる場合は、直しを依頼する必要があります。修繕する期間は、余分な作業により時間がかかるため、生活に支障が出る可能性もあります。
また、施工ミスだけではなく、設備の不具合のトラブルもありえます。この場合も、お直しの依頼が必要で、余計に時間がかかってしまいます。いずれにせよ、生活をし始めてから生活に支障をきたす時間をなくすために、注文住宅の引き渡し前に注意して確認をしておきましょう。
□共通していえる対策法
すべてのトラブル事例にいえる対策法としては、設計事務所とのコミュニケーションを密にして意思の疎通を図ることです。
お客さまが入居は「気持ち良く迎えたい」、「トラブルを起こしたくない」と思うのは当然のことです。依頼先とのトラブルを起こさないためにも、担当者とのコミュニケーションを日頃から密にとることを心がけましょう。また、気になる点があったら、後回しにせずすぐに質問や確認をすることも重要です。
コミュニケーションをとりやすくするために、依頼先を選ぶ際は担当者との相性も一つの基準として設けておくといいでしょう。
□まとめ
今回は、トラブルの事例と対策法をご紹介しました。
トラブルは事前に回避できるものですので、これらの事例と対策を参考に後悔のない注文住宅づくりを行なっていきましょう。
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