玄関について考える(その1)|暮らしの入口を整える
2021/02/18
図面:家具詳細図の一部/設計・片岡英和建築研究室
□収納は、玄関の使いやすさを支える
玄関には、靴だけでなく、傘、ベビーカー、アウトドア用品、子どもの遊び道具、ゴルフバッグ、コートなど、さまざまなものが集まります。
それらをどこに収納するかをあらかじめ考えておくことで、玄関まわりをすっきりと保ちやすくなります。
大きめの玄関収納やシューズクロークを設ける場合には、収納量だけでなく、出し入れのしやすさや通り抜けの動線も重要です。
収納の中にコンセントを設けておけば、電動アシスト自転車の充電や掃除機の使用などにも対応しやすくなります。
玄関収納は、暮らしの入口を整えるための大切な仕組みなのです。
□外と内を切り替える余白をつくる
玄関は、外の世界から住まいの内側へ入るための境界です。
靴を脱ぐ、荷物を置く、上着を掛ける、鍵をしまう。
そうした何気ない動作を受け止める余白があることで、暮らしは少し整いやすくなります。
慌ただしく出入りするだけの場所ではなく、家に帰ってきたことを感じられる場所として玄関を考えること。
それは、住まい全体の居心地にもつながっていくのだと思います。
□まとめ
玄関は、単なる出入口ではありません。
家族を迎え、来客を迎え、外と内をつなぎ、暮らしの始まりと終わりを受け止める場所です。
広さ、明るさ、収納、コンセント、視線の抜け。
一つひとつは小さな要素ですが、それらを丁寧に整えることで、玄関は住まいの質を支える大切な空間になります。
暮らしの入口を整えること。
それは、日々の住まい方を整えることにもつながっていくのではないでしょうか。
なお、玄関まわりの収納については、「玄関収納について考える(その2)|暮らしの入口を整えるということ」もあわせてご覧ください。
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