家づくりについて考える|住まいづくりのはじまりに大切なこと
2021/05/19
家づくりを考え始めたとき、「まず何から始めればいいのだろう。」と戸惑う方は少なくありません。
土地探しでしょうか。
住宅ローンの相談でしょうか。
それとも、間取りのイメージづくりでしょうか。
家づくりには、多くの選択肢があります。
しかし本当に大切なのは、「どんな家を建てるか」よりも先に、
「どんな暮らしを送りたいのか」
を考えることなのかもしれません。
今回は、住まいづくりのはじまりに大切なことについて考えてみたいと思います。
□家づくりで最初に考えたいこと
*暮らしのイメージを共有する
家づくりは、単に建物をつくることではありません。
子どもの成長。
働き方の変化。
趣味の時間。
家族との距離感。
老後の暮らし。
これから先、どのような時間を積み重ねていきたいのかを家族で話し合うことが、住まいづくりの出発点になります。
「朝日が入るダイニングで食事をしたい。」
「子どもを見守りながら家事がしたい。」
「ひとりで静かに過ごせる書斎がほしい。」
そんな何気ない会話の中に、理想の住まいのヒントが隠れています。
*資金計画を整える
理想の暮らしを実現するためには、現実的な資金計画も欠かせません。
家づくりに必要となる費用は、建物本体だけではありません。
・土地購入費
・建築費
・税金や諸費用
・外構費
・家具・家電費
・住宅ローンの返済計画
など、多くの要素を含めて考える必要があります。
将来の教育費や老後資金も見据えながら、無理のない予算を考えることが、安心して暮らし続けるための土台になります。
*土地と住まいの可能性を考える
土地探しもまた、家づくりの大切なプロセスです。
駅からの距離や周辺環境だけでなく、その土地にどのような暮らしが描けるのかを考える視点も重要になります。
同じ土地でも、設計によって住まいの可能性は大きく変わります。
光の取り込み方。
視線のコントロール。
風の通り道。
庭との関係性。
「どんな土地なら理想の暮らしができるか」ではなく、
「この土地で、どのような暮らしをつくれるか」
という発想も大切なのではないでしょうか。
*家づくり = 対話
家づくりに正解はありません。
だからこそ、住まいづくりでは対話が欠かせません。
建設会社や工務店、設計事務所など、それぞれの価値観や得意分野は異なります。
大切なのは、
「自分たちの考えを安心して話せること」。
そして、「言葉にならない想いまで一緒に整理してくれること」。
家づくりとは、誰かに答えを求めることではなく、対話を重ねながら自分たちらしい暮らしを見つけていくプロセスなのかもしれません。
画像:設計開始から完成までのプロセス/片岡英和建築研究室
□家づくりにはどれくらいの時間がかかるのか
住まいづくりは、思っている以上に時間がかかります。
情報収集から完成まで、おおよそ8か月〜15か月程度。
土地探しから始める場合や、じっくりと対話を重ねながら進める場合には、1年以上かかることも珍しくありません。
一般的には、
1.暮らしのイメージづくり・資金計画
2.土地探し・設計
3.契約・申請
4.着工
5.完成・引渡し
という流れで進んでいきます。
例えば、お子さまの入学に合わせて4月の入居を希望される場合には、その1年前頃から準備を始めておくと安心です。
住まいづくりは急ぐものではなく、家族の将来を考えるための大切な時間でもあります。
□まとめ
家づくりの第一歩は、住宅展示場へ行くことでも、土地を探すことでもありません。
「どんな暮らしを送りたいのか。」
その問いを家族で共有することから始まります。
暮らしのイメージを描き、資金計画を整え、土地の可能性を考えながら、信頼できるパートナーと対話を重ねていく。
その積み重ねが、その家族らしい住まいへとつながっていきます。
住まいづくりとは、建物をつくることではなく、これからの人生をデザインすることなのかもしれません。
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