実際に高気密高断熱住宅に住んでみて分かったメリットをご紹介!
2021/08/28
高気密高断熱住宅の良さは、実際に住んでみてはじめてわかることが多いものです。
また、高気密高断熱住宅には多くのメリットがある一方で、デメリットも存在します。
ここでは、実際に住んだからわかる高気密高断熱のメリットとデメリット、その解決策を紹介します。
□住んでわかった高気密高断熱のメリット
高気密高断熱には、以下のようなメリットがあります。
*メリット1. 広いリビングでもエアコンが一瞬で効く
高気密住宅は家の隙間が最小限に抑えられているため、空気の出入りがなくエアコンの効率が良くなります。また、高断熱住宅は外からの熱気や、寒気が伝わってこないので、室温に影響を与えません。一度エアコンをつけると、広いリビングでも一瞬で快適な室温になります。
*メリット2. エアコンを切ってもある程度室温がキープされる
エアコンの効きが良くなるだけでなく、エアコンを切ったあとの室温維持の時間も長くなります。高気密高断熱住宅は、先述したような理由から、室温が外気温の影響を受けにくいです。そのため、エアコンを切ったあとでも、ある程度の時間は快適な室温がキープできます。
*メリット3. 廊下やトイレで「寒っ」となる事がなくなる
高気密高断熱住宅は、家の中全体の温度をほぼ均一に保てます。そのため、従来の家のように、部屋の中は温かくても、廊下やトイレが寒いといったことがなくなります。冬場にお風呂やトイレに行くのが億劫にならなくなるので、1年中快適に過ごせるのです。
□高気密高断熱住宅のデメリットと解決策
高気密高断熱住宅のデメリットと解決策をご紹介します。
*デメリット1. 息苦しさを感じる
高気密高断熱住宅は、家の隙間をなくしているため、24時間換気を使って換気をします。基本的には窓を開けての換気は行わないため、密閉された空間に息苦しさを感じる人もいるようです。換気扇での換気が一般的ですが、窓を開けてはいけないというわけではもちろんありません。もし息苦しさを感じるようであれば、思いっきり窓を開けてください。また、気密性の高い密閉空間にも、住み続けるうちに慣れてくるという方がほとんどです。
*デメリット2. シックハウス症候群の恐れ
高気密高断熱住宅は密閉された空間になるため、シックハウス症候群の要因となる物質が部屋の中にずっと残るために、さらに症状が悪化すると言われていました。しかし近年は、24時間換気の義務化とシックハウスを誘発する成分のない建材を使うことの義務化により発症のリスクがほとんどなくなっているため安心です。それでも敏感な方でアレルギーの発症の恐れがある場合は、建材に無垢材や珪藻土などの自然素材を使うことによって、より発症のリスクを軽減できます。
□まとめ
今回は、高気密高断熱住宅のメリットとデメリット、またその対策について紹介しました。
メリットやデメリットは、実際に住んだからこそ実感できるものです。
メリットとデメリットを踏まえて、快適に過ごせる家づくりをしていきましょう。
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