ロン・メイス博士のユニバーサルデザイン
2022/08/25
アメリカの建築家 ロン・メイス(Ronald Mace/ロナルド・メイス)博士の唱えた「ユニバーサルデザイン」。
彼はプロダクトデザイナーでもあり教育者でもありコンサルタントでもありました。
また、障害を持った方のためにつくられたバリアフリーやアクセセシビリティとも関連していますが、より包括的なアプローチをとり、利用者を特定せず万人にとって利用し易い共通のデザイン概念として「ユニバーサルデザインの7原則」を考案しました。
<ユニバーサルデザインの7原則>
1.公平性
身体的、心理的に使う人を選ぶことなく、誰でも公平に操作できること
2.自由度
使う人の能力や好みに合わせて、使い方を選ぶことができること
ex)右利きでも左利きでも思い通りに使える
3.単純性
使い方が簡単で直観的にわかること
4.明確さ
使う人にとって、その情報が理解しやすいこと
ex)音声案内・点字など
5.安全性
使用時に事故の心配が無く、安全であること
操作を間違っても危険につながらない
6.持続性
無理な姿勢を取ることなく、かつ少ない力で使用できること
ex)ドアノブから握力不要のレバーハンドルへ
7.空間性
誰もが使える大きさや広さが確保されていること
ex)多目的トイレ
当設計事務所では、住宅から商業ビル、オフィスビル、乗馬クラブなど、多様な用途の建物を設計しておりますが、用途を問わず全ての建築物にユニバーサルデザインの7原則を取り入れております。
ユニバーサルデザインからサスティナブル建築へと100年後を見据えた建築を目指します。
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