大阪市中之島美術館へふらり

大阪市北区中之島にある『大阪中之島美術館』へふらり。
意匠設計：株式会社遠藤克彦建築研究所、構造設計：株式会社佐藤淳構造設計事務所（2022年2月開館）

今回訪れた中之島美術館の周りにはシーザー・ペリ氏設計の国立国際美術館、安藤忠雄氏設計のこども本の森 中之島、大阪市立科学館、大阪府立中之島図書館などなど、教育・文化・芸術施設が集中しており、とても１日では回りきれない見処の多いエリアとなっています。
ちなみに、片岡英和建築研究室も「片岡英和建築研究室 + 京都２１１１」という京都の建築家グループを編成して、近年建築業界でも話題となっている木造公共建築案としてコンペに挑んだ美術館です。

 

堂島川がわからアプローチすると国立国際美術館を際立たせる背景のごとく良い意味で「黒いキャンパス」。

 

中之島のビル群からアプローチするとこれまた良い意味で唐突にスケールアウトした「黒い塊」が見えてきます。

 

美術館内に入るとパサージュと名付けらた大きな吹抜ホールがあり、金沢21世紀美術館のように一般の方々にも開放されたスペースが建物自身を活性化させる装置として計画されていました。

 

美術館全体の構成としては吹抜を中心とした3次元的な回廊プランが確立されており、展示動線的にもいたってシンプルに整理されていました。

 

また、「⼤阪中之島美術館 開館記念　Hello! Super Collection 超コレクション展 ―99のものがたり―」での展示終盤には期間限定（〜3/21）ではありますが、ヤノベケンジ氏の作品『ジャイアント・トらやん』が凄い存在感で仁王立ちしていました。

 

大阪中之島美術館
〒530-0005　大阪府大阪市北区中之島4-3-1
06-6479-0550（代表）9：00〜18：00