注文住宅をご検討中の方へ！内装の決め方についてご説明します！

注文住宅をご検討中で、内装でお悩みの方は多くいらっしゃることでしょう。
内装は家の雰囲気を決める重要な部分なため、慎重に決めたいものです。
そこで今回は、内装の決め方のポイントを3つご説明します。

ポイント１. 統一感を出すこと

内装を決めるときは失敗談から学ぶのも一つの方法です。よくある失敗談としては、完成した家を目の前にして「それぞれの部屋のイメージは素敵だけど、家全体で見たときに違和感を覚える」というものがあります。注文住宅は考えることがたくさんあり、つい一部屋ごとの細かいところに重点的に目を向けてしまいがちです。また、取り入れたい内装もたくさんあるため、この部屋はモノクロに、あの部屋はゴシック風に、などと纏まりのない状態に陥りがちにります。

写真：地下室のあるスキップフロア住宅_甲賀の家（滋賀県）／設計監理・片岡英和建築研究室

これでは、ふと視線をあげて家全体を見たときに、ごちゃごちゃした印象になってしまいます。そこで、内装を考えるときは、はじめに全体的なイメージを考案するところから始めましょう。そして、「この家は和風にする」など全体のコンセプトが決まってから、各部屋のイメージへとつなげていくのがポイントです。
また、お気に入りの設計事務所に設計を依頼されているのであれば、テイストを伝えるだけで具体的な材料やカラーコーディネイトも色々とプロならではの提案をしてもらえるでしょう。

ポイント２. 壁

壁は内装の中でも大きな面積を占める部分なので、納得のいく壁材を選びましょう。
壁材の種類には、主に以下の4つの壁材が人気となっています。

・クロス(壁紙)
・塗り壁
・木材
・タイル

クロスには、家の内装でよく利用される「ビニールクロス」と、自然素材を利用した「エコクロス」の2種類があります。ビニールクロスは、価格も安く、デザインの種類が豊富なのが魅力です。エコクロスは、調湿機能や新築特有のにおいの抑制機能があるのが魅力です。

写真：フランス漆喰の壁_西九条の家（大阪市）／設計監理・片岡英和建築研究室

塗り壁は、「珪藻土」や「漆喰」などを用いて壁を塗る方法です。調湿効果や抗菌効果があるものが多く、見た目も落ち着いた雰囲気にできます。

木材は、床材として使われるイメージがありますが、壁材としても人気が高いです。木材を壁材として使う場合は、やはり見た目のいい無垢材がおすすめです。木材ならではの優しい風合いや触り心地は、家族団らんをするリビングにぴったりでしょう。ただ、壁全面を木材にすると、ログハウスのような印象になるので、一部でアクセントとして使うのがポイントです。

タイルは水や汚れに強いので、水回りにも使いやすいというメリットがあります。キッチンやトイレの一部の壁材として採用する方も多いです。また、色味や形の種類が豊富なので、カラーを取り入れたい空間にアクセントとして使用するのもおすすめです。

ポイント３. 床

壁材と同じく床も面積が大きいため、部屋の印象を大きく左右します。床材としては、主流のフローリングだけでなく、タイルや塩ビ系フロア材、畳なども選択肢として考えられます。また、それぞれに色合いのバリエーションも豊富で、色により印象もさまざまです。たとえば、定番のフローリングでは以下の色合いのものが人気です。