memo:新エネルギーと化石燃料について
2022/09/07
脱炭素化達成目標は2050年。
2050年を目指し世界の注目は太陽光発電や風力発電、更には原子力発電へと向いています。
しかしががら、化石燃料の需要は減少方向に進むのかと思いきや、現実、世界的な石油需要は2023年度で9,800万バレル、2030年には1億400万バレルまで増加するとの見込みとのこと。
しかしながら、化石燃料に対するロシア依存の高い欧州の中でもドイツは新エネルギー計画は電源機構に占める再生可能エネルギーの比率を現在の40%か80%まで引き上げることを2030年までの目標としており、新エネルギー施設の整備をすぐにでも始めないと稼働が間に合わない近々の課題となってます。また現在、世界情勢的にも化石燃料への依存度の高い欧州は新型の原子力発電(モジュール型、の開発に力を入れており、
[高温ガス炉]
耐熱性能の高い炉心(構成材:黒鉛を中心としたセラミック材料)を用い核燃料から出る熱を冷却材(ヘリウムガス)で取り出す原子炉。同時に水素製造も可能。高温、高圧ガスでタービンを回転させて発電する。
参考画像)国立研究開発法人日本原子力研究開発機構(JAEA)より
参考画像)Tii技術情報 より
参考画像)NUSCALE より/カーボンフリー電力プロジェクト(YouTube動画は こちら)
といった上記3種の他「新型軽水炉」、「核融合炉」の開発が進んでいるとの事。
カーボンニュートラルを意識した働きは、エネルギー分野での動きが活発に進んでいるようですが、我々建築に携わる者たちにとっても建物自体の省エネルギー対策は勿論のこと、建築行為におけるライフサイクルコストの低減意識の向上が喫緊の課題かと考えてます。まだまだ上辺だけでSDGsを謳っている企業も多いようですが、各企業も理解度を高め、メディアに踊らされる事なくサスティナブルな施策を展開して頂けることを願います。
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