株式会社片岡英和建築研究室

試験杭立会い_Yプロジェクト/京都市右京区_オフィスビル設計

Access Contact Us

試験杭立会い_Yプロジェクト/京都市右京区_オフィスビル設計

試験杭立会い_Yプロジェクト/京都市右京区_オフィスビル設計

2021/10/07

京都のオフィスビルプロジェクトも縄張り〜地鎮祭を経て、杭の打ち込み段階となり地業工事も順調に進んでおります。

先ずは納品された杭の仕様(ロット)確認、PHC杭(設計基準強度80N/m㎡以上のコンクリート杭)のC種(10N/m㎡)で高強度コンクリート製の杭です。

参考写真:納品された既製品杭

次に杭長さや直径寸法なども確認もしていきます。今回は6mの2本継なので長さは6m、直径はφ400とφ500。

参考写真:杭の直径採寸中

計画地の地盤はN値が不安定で13.5m付近でようやくしっかりとした(N値:50)支持層となっており、基礎深度GL-1550、杭長12mの設計となっており、杭を施工する際には深度ごとの地盤(N値)の確認をしながら掘削し、本来なら地層も確認するのですが含水率の高い層が2層ほどあったため先端部の地層しか確認できませんでした。
但し、ボーリング調査とおりの(グラフ同形)N値が確認できていたのでO.K.となっております。

参考写真:試験掘削にて採取した地層

掘削した穴にセメントミルクを注入する前にセメントの比重(1.70以上)を確認。

参考写真:セメント比重1.74

セメントミルクの注入された穴へと杭を挿入。
杭芯のズレ&傾き計測及び、杭頭のレベル測量をして杭先深度13.45mに到達していることを確認して無事、1本目の杭の打ち込みが完了し試験杭立会終了です。

参考写真:杭芯のズレ&傾き補正中

今回のプロジェクトでは合計13本の杭があるので、引き続き同様の流れで残りの12本を打ち込んでいきます。
次の現場の山場は地中梁の配筋検査となりますが、現在、ベースパックの取り合いや鉄筋の空きを確認したりと、地中梁の施工図と併せてBIMを使った3Dチェックをしています。

参考写真:BIMを使った地中梁配筋のモデリング

その他、現場では掘り方なども3D化し職人さんたちと打ち合わせを進めているとのことです。
常に視覚化しながら現場を進めることができるので、皆が状況・状態を把握しやすく間違いや食い違いも生じにくくナイスな現場環境となってます。

まだ工事は始まったばかりですが、引き続き、BIMを使った現場体制にてよろしくお願いいたします。

----------------------------------------------------------------------
株式会社片岡英和建築研究室
〒604-8244
住所:京都府京都市中京区元本能寺町382 MBビル3F
電話番号 :075-585-6025


----------------------------------------------------------------------

当店でご利用いただける電子決済のご案内

下記よりお選びいただけます。